沖縄の結納

沖縄の結納

結納は両家を結び、二人の気持ちを伝える大切な儀式です。
沖縄では、結納のことを「さきむい(酒盛)」ともいい、会場になるのは女性宅です。 沖縄では結婚式や披露宴よりも大切な儀式とも言われ、双方の両親と本人、きょうだい、親族らが出席して行われます。

沖縄結納は、九品目で3万円前後。目録の署名は本人名のことが多いようです。御帯料の目安は50万円ですが、沖縄では「はんだらす(半を出す)」といって、必ず末尾に端数(5円など)をつける習慣があります。品目の酒、肴は現物です。

このほか男性側は、結納品のほかに「むいちりー」と呼ばれる祝い料理の盛り合わせや、サーターアンダギーやカタハランブー、松(マチカジ)といった祝い菓子を持参します。このお菓子は子孫繁栄を願っての贈り物で、沖縄だけにある習慣です。
女性側は結納品や受書はとくに用意しません。

「むいちりー」は、縁起をかついで奇数の品数で人数分を用意します。かまぼこ、豚三枚肉、てんぷら、揚げ豆腐などを盛りあわせるのが一般的です。

結納には仏間が使用されるのが一般的で、男性が持参した料理などは、いったん仏前に供えられます。
結納は男性側が納めるかたちで行われ、親子や親族の固めの杯をくみかわしたあと、祝宴となります。
女性側は刺身や赤飯、吸い物などを用意しておき、男性側が持参した料理と一緒に宴席に並べてもてなします。そして、男性側の親族に「鯛かまぼこ」などをおみやげとして渡します。

結納返しといったものはとくにありませんが、結納の三日後に「みっちゃぬうゆえー(三日のお祝い)」といいうものがあります。男性側が料理を持参するのに使った器にすしや塩などを詰めて、女性側の両親と本人が男性宅を訪れます。